HISTORY
馬車道 今井の歴史

「商売人は下を向いて歩け。」

先代が残したこの言葉は、足元に宿る生活を見つめ、
人々の暮らしに寄り添う姿勢を示しています。
これこそが、1890年(明治23年)に
「今井のはきもの」として創業した原点でした。

当時の馬車道は、横浜開港から約30年、
写真館や洋装店、アイスクリーム店が並び、
文明開化を象徴するファッションの最先端の街。
そんな土地で、履物は人々の足元を彩り、
街の発展とともに歩みを始めたのです。

時代とともに姿を変え
革へと進化するブランド

大正から昭和へと時代が移るころ、今井は10店舗を展開するまでに成長しました。しかし昭和後期から平成にかけて、ライフスタイルや輸入文化の影響に応じ、業態を革製品へとシフト。変化を恐れず挑戦し続ける姿勢こそ、今井の歴史そのものです。

由緒ある馬車道と
商店街との歩み

馬車道という地域は、古くから高級志向を持つ土地柄です。その文化に育まれた私たちは、革製品のトップブランドを目指すことを決意しました。商店街の一員として長きにわたり支えられてきたことへの感謝を忘れず、地域への貢献を使命として歩んでいます。
明治の時代から、歴史深い馬車道商店街の佇まいの中で営業を続けてきた今井は、地域の方々に支えられながら老舗ブランドとして成長を遂げてきました。革の専門店としての地位を確立し、「馬車道でずっと続いてきた」存在として、これからもその伝統と誇りを積み重ねていきます。

創業134年を迎え
信頼を受け継ぎ
メゾンブランドへ

創業134年老舗としての責任を背負いながらクロコダイルを中心とした専門ブランドとして歩んできました。
私たちは革のクオリティーはもちろんですが探求心のある職人の技術にもとことんこだわってきました。
この品質を持って、お客様からの信頼を決して損なうことのないメゾンブランドへと確立していきます。